訪問販売のリフォーム会社や大手ハウスメーカーから話を聞くとオリジナル塗料という言葉をよく耳にします。
「○○と共同開発した・・・」
「当社は塗料を作っている塗料メーカーです」
これを信じてしまう人が思った以上に多いのです。
さすが大手の営業マンですね～　塗料メーカーは各家庭に営業をしません。

オリジナル塗料って？

日本にある塗料メーカーはインターネットで調べればある程度わかります。
オリジナル塗料やプライベートブランド塗料というのは
大手塗料会社の塗料に自分の会社のラベルを貼ってあるだけなのです。
その塗料が決して悪いわけではありませんが通常より付加価値を付けることで
高額な物になってしまいます。調べても自社のホームページくらいでしか内容が
わかりませんので特殊な塗料だと錯覚してしまいます。

結論から言うと　中身は日本にある塗料メーカーが販売してる同じ塗料です。

最初に出した見積額から大きな値引きをするのはお得感を感じさせて数字のマジックにて即決を取るためです。
確かに定価で提示して多少の値引きをする商売のやり方はどの業界にでもありますが、５０万～１００万の違いはありえませんね。

見積もりの内訳って？

塗料代　　　２０～３０％

人件費　　　４０～７０％

会社の利益　１０～５０％

塗料の仕入れ代は大差はありません。人件費を落とせば雑な工事になります。
見積額の大きな差は、歩合営業マンを何人もかかえてる会社の経費とか宣伝広告費や
それぞれの会社の利益率が左右します。

付帯部ってどこだろう？と初めて聞く方もいると思います。付帯部とは家の壁以外で塗る箇所です。
雨樋、雨戸、破風鼻隠しなどの事を指します。
せっかく外壁の塗料に価格の高額な物をえらんでも付帯部分がウレタン塗料では５年経ったら雨戸が色褪せてしまい残念な結果になります。

付帯部は何を何回塗ればいいの？

ケレン→下塗り→中塗り→上塗り
できれば外壁と同じランクがいいです。付帯部も外壁の一部ですので先に劣化してしまうと
美観的にもよくないです。ケレンし錆び止めもいれて3度塗りはしてもらいましょう。

知り合いに依頼することはけっして悪いことではありません。ところが2度目の塗り替えの時にはほとんどの方が別の業者に依頼します。
「知ってる人だから手直しが言いにくい」
「どんな塗料を何回塗ったのかも打ち合わせがない」
「保証とか聞きにくいし言いにくい」
「色もお任せになった」など不具合や不備があったり不満がつのっても言えずに終わることが多いそうです。

知り合いやご紹介の業者を含め２～３社はお見積もりを取って本当の意味で安心できる業者選びをしましょう。

外壁塗装だけで大事な家を守ることは絶対に出来ません。塗装は保護とコーティングです。紫外線や雨、風から直接的なダメージを軽くする為に定期的に施工します。「雨が漏れるから塗装をする」「コーキングを多めにうつ」これだけでは改善されません。

雨漏れの原因は調べ特定すべき

雨が漏れるあたりに高圧洗浄機で水を直接かけてもらい漏れる場所があるはずですのでまずは原因を特定します。

傷んでる箇所は大工、板金、防水、屋根などの職人がはいり改修します。雨漏れの場所さえ特定できればシーリングで処理も大丈夫。

塗装を10年に1度すれば家は守れる！その考えは違います。
塗装はあくまで保護
10年～15年に1度劣化箇所など定期的な補修を推奨します。
 

近年バイオ洗浄を好まれる方が多くなりました。それは業者さんが売りやすくするために他社との差別化を図り勧めているからです。すべてのお宅にバイオ洗浄がいるわけではありません。植物や小動物に100％無害ではないと言われています。

バイオ洗浄って？

柑橘系の植物の成分を主原料にした洗浄剤を使いカビやコケなどを除去することで高圧洗浄にオプションとして組み入れられます。

コケやカビの菌がしっかり取り切れないで残っていると塗料の成分を栄養にしてまた生える、などと唱っている塗装会社がありますがはたして本当なのか？
綺麗な窓ガラス面でさえ湿気の多い場所や緑の葉緑素が多い地形では洗っても洗ってもガラス面に付着するはずです。バイオ洗浄を全く否定するわけではありません。菌や微生物をすべて除去してから塗装するのはベストですがその後、コケやカビが生えないことはありません。

シーリング打替え１つとっても各会社で考え方が違います。「出来る仕事は取れるだけ取る！」そんな考えの業者は傷んでもない箇所まで勧めます。せっかく足場を組むのだから、しっかりやらないと後で後悔します、など善意の恐怖心を仰ぎます。塗装でもまだ艶があるのに施工するのは逆に剥がれなどの原因にもなります。

今はインターネットで調べることがすぐに出来ますので少しだけ調べてみましょう。
何社かのHPを見てみて比べることも出来ます。

アートリペインは現地調査には代表自ら伺います。